花王はコストダウンに消極的なのか? [経済]
日経ビジネスで花王元会長 後藤卓也氏のインタビューを読む。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100614/214933/?P=1
この中で気になった部分がいくつかある。
適正な利益をメーカーが確保できないと、長続きしません。スーパーが「プライベートブランド(PB)」商品をどんどん出して、安売りしても消費は伸びていない。安売り追求には、既に限界が、見えてきているのかもしれません。
モノ作りをするメーカーとしては、デフレに対抗するには付加価値を高めるほかに道はありません。
本当ですか?付加価値の高い商品を作れば消費が回復すると思っているのだろうか。
極めつけはこれ
現地の消費者の声に耳を傾け、ボリュームゾーンを捨てない。でも日本の持ち味である技術や品質もうまく活用しながらプレミアム商品も作って、売っていく。ここに日本企業が、世界で勝ち抜く活路があるような気がしてなりません。
当たり前すぎて何の参考にもならない。
二兎を追って成功できれば良いのだが、ボリュームゾーンで成功するには日本企業の人件費や固定費が高すぎることが問題。ここを削減しなければボリュームゾーンで勝負はできないのではない。結局、数量の期待できないプレミアム商品しか競争力がないため、固定費の回収にも汲々とする状態が続く。
ターゲット市場が先進国から新興国へ移った現在、日本経済が今直面している問題は「企業としての事業ドメインは今のままで良いのか?」という問題だろう。これは技術革新というイノベーションでは乗り切れない。経営のイノベーションが必要だ。
○日本 1-0 カメルーン× [スポーツ]
カメルーン戦を前にして [スポーツ]
相変わらず日本のメディアはビッグマウスが好きなようだ。今回のワールドカップでも、今やメディアの主役は本田圭佑。岡田監督も、カズを切って実績のない城を使ったフランス大会が示すとおり、経験よりもその時の勢いを重視するタイプらしい。Jリーグレベルならそれでも良いかもしれないが・・・
韓国、コートジボワールとの親善試合を見る限り、本田は運動量が少なすぎる。その上、フィジカルが強いと言われているが、全体的に重心が高く一歩目が遅いんじゃないだろうか?
この所の試合を見ると、本田がMFに入っている時の日本は、リズムは明らかに悪い。FWで使うという報道もあるが、フィジカルやスピードを考えたら森本の方が上だろう。
いずれにしても、岡田監督、メディアがこぞって本田をかう理由が良く分からない。まぁ、カメルーン戦は前半は専守防衛、後半に攻勢に出るという作戦ならば、FW本田、右MF松井でスタートして、途中から森本、中村俊に交代して勝負に出て欲しい。
話し変わって、韓国。ギリシャ戦を見て、かなり強い印象。4強どころかそれ以上の可能性もあるように思う。残念だが、日本は実力でかなり話されてしまった。
対策はセットで出さないと・・・ [時事]
政府が全頭殺処分と発表したものの、法律問題や補償問題に関してはまだハッキリとした見解を示せず、農家の方々のモチベーションが心配です。口蹄疫が発生していない農家はまだたくさんあって、これらの農家の方々は必死に頑張ってきたと思うし、既に発生している農家の方々も迷惑をかけないために最善を尽くされてきたことでしょう。
「どうせつなぐことができない命なら、必死になる必要など無いかもしれない・・・」
そういう思いが頭をよぎった瞬間に、さらに広範囲に伝搬する可能性があります。政府は現場の心理面も考えて対応を示す必要があったのではないかと思います。
なんて呑気な事を思っていたら、あるブログの情報によると新たな場所で口蹄疫発生との噂もある様子。4/20直前に出荷された仔牛の情報や、野生動物(イノシシや鹿は絶対にいるはず)の状況はまったく発表も報道されませんがどうなっているんでしょう?
口蹄疫 10キロ圏全頭殺処分へ [時事]
4月20日に農林水産省より最初の口蹄疫に関する情報が発表される。
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/100420.html
そして1ヶ月経過した5月19日、既に殺処分が決定している10万頭余りに加え、新たに20万頭を加えた10キロ圏の全頭殺処分が決定された。
東国原知事のブログによると発生初期の状況としては朝日新聞の記事が事実に近いらしい。
http://www.asahi.com/national/update/0519/TKY201005180565.html
ネット上には他にも様々な情報が流れている。
http://www.asyura2.com/10/senkyo86/msg/612.html
http://www.nikaidou.com/archives/1997
http://ameblo.jp/bump-wanko/entry-10532525889.html
件の安愚楽牧場のwebサイトでは、今日現在、口蹄疫に関する発表は無い。
えびの市の口蹄疫は、児湯郡からかなり離れた場所で発症数も限られているが、何となく事情は分かってきたように思う。
その他他、現地の生の声は以下のブログが参考になる。
川南町のムッチー牧場だよ~ん。
ケンゴのソルト日記
ULTIMATE PLUGGING MACHINE Blog 2nd place
バンクーバー五輪6日目のimpression 男子ハーフパイプ [スポーツ]
ショーン・ホワイトは異次元の強さ。優勝を決めた後、異次元の技ダブルマックツイストを決める。
メダルを期待された日本勢だが、青野は全くの実力不足。現時点の力ではメダルなどまったく無理。ハーフパイプでは、世界選手権優勝というのはあまり価値が無さそう。彼は競技の時に極端な腰パンだったが、あんな格好で真剣勝負ができるのだろうか?
今回いろいろな意味で話題を集めた國母。青野より実力上位であることは分かるが、運が良ければメダル圏内というのが妥当だろう。コースに入る前座っていたり、滑っている姿勢も悪い意味で力の抜け、だらしない印象を与える。採点競技は審判員の印象が重要なだけに残念。
日本選手2名の決勝は2本とも失敗だった。マイナー競技の仲間内で盛り上がってる時は強くても、多くの人から注目される場で実力を発揮できないということだ。「スタイルは出せたから悔いはない」では4年後も多くは期待できないだろう。日頃の「ゆるい競技生活」から見直して欲しい。この競技には選手の性根から鍛え直す指導者が必要だ。
バンクーバー五輪5日目のimpression 男子フィギュアスケート [スポーツ]
優勝候補が多く、非常に見応えがある男子フィギュアスケート。ショートプログラムの結果は上位3人がほぼ一線という非常に興味深い結果だった。
有力選手では最初にプロシェンコが登場。いつもの無表情な滑りで次々にジャンプを決める。技術点は51.8。トータル90.85も構成点につけ込む余地がある。構成点では明らかに他の二人に劣る。
続いて高橋が登場。SPでは4回転を入れず、細かな失敗はあったが、表現力ではらしさを見せる。フリーで4回転が決まれば、表現力で逆転も可能という印象。
3人の中で最後に登場したライザチェックはほぼ完璧な演技。技術点での上積みは望めそうもないが、表現力は高橋に遜色ない。調子も良さそう。フリーでは怖い。
織田は表現力、ランビエルは技術にやや難を感じる。上位3人が失敗すればメダルの可能性はあるという所か。
フリーの滑走順は、ライザチェック、高橋、プルシェンコの順。プルシェンコは前二人が高得点を出せば多いにプレッシャーを受けるだろう。表現力で劣るだけに、ジャンプを成功させようと力むと思わぬ失敗があるかもしれない。逆にライザチェックは技術点での上積みを望めないので、完璧に演技しても高橋の射程圏に留まると思う。高橋には理想的な演技順だ。
バンクーバー五輪2日目のimpression モーグル女子 [スポーツ]
期待の上村愛子が登場。もう4回目のオリンピックと聞いて時の流れを感じる。
結果はまたしてもメダルに一歩届かず4位。
http://vancouver.yahoo.co.jp/event/FR/result?&s=W&i=020&ph=1&u=01
TVで見ていて、ターンもエアも、上位4選手はほとんど差がないように思えた。大きなミスもなかった。しかしメダルに届かない。上位3人との差は、如何に斜面を攻めるかという気合いの差だろう。無難な滑りではメダルには届かない。どこかに攻めの姿勢が欲しかった。それだけが残念。
詳しくは上村watcher、小幡績氏のブログをどうぞ。
岸博幸は本当にどうしようもない奴だ [ひとりごと]
「待つのは音楽産業以上の悲惨な未来か? 出版業界を駆け巡る電子ブック狂騒の罠」 岸博幸
岸博幸氏のあきれた理屈には以前にも言及したことがあるが、彼のメディアに対する話は、消費者を小馬鹿にした業界擁護の論理展開で、あきれると言うより醜い。彼の発想では、
電子ブックの普及 → 出版業界の崩壊 → 活字文化の衰退
という理屈になるようだが、我々消費者が活字文化を享受する条件に何故「旧態依然とした」出版業界が必要なのだろうか。彼は、
『出版社の果たして来た役割(編集者の貢献、流通独占から得た利益のコンテンツ制作への還元など)を軽視すべきではありません。』
と書いているが、社会の変化に合わせて企業も変化しいくのは当たり前のこと。電子ブックが普及するかどうかは消費者の選択によるが、もし普及するならばその変化に対応できない出版社が淘汰されるのは仕方ない。
岸氏が日頃から主張するのは「コンテンツの無料化が進むとクリエイティブな文化が損なわれる」というものだが、そもそも文化の価値は市民(=消費者)の評価で決まるものであり、メディア産業は仲介役でしかない。しかし、インターネットの普及によるダイレクトマーケティングの進展で、あらゆる産業において仲介業者の存在価値は低くなった。コンテンツの世界でもクリエイターと消費者の距離が近づき、メディアという仲介業者(TV局、新聞者、出版者)などの価値が下がるのは必然的なことだろう。岸氏のように既存メディアの権益を守るため、新しい参入者を攻撃するという論理は守旧派そのものだ。
岸氏は新自由主義を主張する竹中グループのようだが、彼らの政策は大筋で正しいにも関わらず最終的に支持を得られなかったのは、こういうご都合主義の「手前味噌新自由主義」だからだ。
キャッシュサイズを小さくして、ブラウザー(IE、FireFox)を高速化 [IT]
メインで使っているInternet Explorer8が最近やや不安定かつ、起動が遅くなった。
サブで使っているFireFox(ver3.5.7)もインストールした頃から起動がやけに遅い。
アドオンも3~4個しかインストールしていないので、遅い原因が良く分からなかったが、その原因らしきものが判明した。
その原因というのは、キャッシュサイズ。今まで両方とも64MBに設定していたが、私の使用しているNOD32というセキュリティソフトが、ブラウザの立ち上げ時にキャッシュの中身をチェックしていて、そのためにブラウザの起動が遅くなっているようだ。ブラウザのキャッシュには、数キロbyteのファイルが大量に格納されている。この大量のファイルにいちいちアクセスしてチェックするのだから動作が遅くなるのもうなずける。昨今のブロードバンド環境ならキャッシュが小さくてもそれほど不都合は無いと判断して、IE8もFireFoxもキャッシュサイズを8MBに設定。時間を計ったりはしなかったが、感覚的にブラウザの起動が1/3程度に高速化した。
次に、我家にあるもう一台のパソコン、こちらはやたら重いウィルスバスター2009のNTT版が入っているが、こちらのブラウザのキャッシュサイズも小さくした。こちらはウィルスバスターが重くて効果はハッキリ分からないが、何となく早くなった気もする。
ブラウザの起動や動作速度に不満のある方、一度キャッシュサイズを小さくしてみてください。私の手順をかんたんに紹介しておきます。尚、NOD32、ウィルスバスター2009以外のセキュリティソフトでの効果の程は確認していません。
step1 キャッシュの内容を消去
各ブラウザの設定画面で「インターネット一時ファイルの削除」を実行する。
step2 キャッシュサイズ変更
IE7,8は8MB以下は設定できないので、その値にする。FireFoxは0MBも設定できるが、キャッシュが無いのは非効率なので、IEに倣って8MBに設定。
インフレターゲット [経済]
R25に掲載された記事
「景気回復を狙い撃ち!?「インフレターゲット」って何?」 星野陽平
に田中秀臣氏が噛みついている。
よく読んでみると、元々噛み合わない池田信夫氏の解説を、田中氏が気に入らなくてイチャモンを付けているという印象を受ける。星野氏の記事の中で、
という記述を"インフレターゲット"への反論と解釈しているようだが、星野氏の記事は「今の経済状況下で、(ハイパーインフレの危険無しに)インフレを起こす魔法はない。」と解釈するのが普通だろう。私は池田信夫シンパではないが、田中氏の解釈は被害妄想的な勘違いだと思う。
また、田中氏は「ハイパーインフレはあり得ない」と書いているが、ハイパーではない10%程度のインフレでも、今の雇用環境では国民生活に大打撃となるだろう。その程度のインフレは円が暴落すればすぐに起こる。問題は2~3%以下という都合の良いインフレに制御できるかどうかであって、ハイパーインフレを持ち出して「大丈夫」と言われても、それは学者の理屈でしかない。
ところで、28日の池田信夫氏のブログでは、「リフレ派との論争には決着がついた」と書かれている。各国の中央銀行が人為的インフレ政策をとらなかった事で「決着」がついたとは言えないと思うが、少なくとも、弱った経済の中で人為的にインフレを起こすよりは、多少のデフレなら放置した方が安全な選択だということなのだろう。
日本の場合90年代までは資産デフレだったが、今は技術デフレ(技術の劣化により競争力を喪失する)なので金融政策ではいかんともしがたい。
バーナンキFRB議長の再任危うし [投資メモ]
ここへ来てバーナンキFRB議長の再任に不透明感が出ているようだ。バーナンキ議長の任期は1月31日まで。今月末までに上院の承認が得られなければちょっとしたショックが来るかもしれない。今週は米上院の動向に注目。
米国の金融機関新規制案 [投資メモ]
REUTERS 「米大統領が金融機関の新規制案を発表、金融機関に打撃」
記事によると、19日投開票された民主党のお膝元マサチューセッツ州上院補選で、故エドワード・ケネディ議員の議席を守れず敗北したことで、金融機関への規制強化の流れが強まったようだ。今回発表された規制案(ボルガー・ルール)の内容のポイントは以下の通り。
- 商業銀行業務を行う金融機関によるヘッジファンドやエクイティ・ファンドへの投資や出資の禁止
- すでに制限がある預金に加え、負債など預金以外の資金源も考慮した、金融セクター全体における銀行の新たな規模制限の導入
- 自己勘定取引の禁止
要するに商業銀行はマーケットの裏方として振る舞い、自らが主役になってマーケットを動かしてはならないということのようだ。今のところこの規制案に対しては批判的な意見が多く、このままの規制が実施させる可能性は低そうだが、昨今の金融機関の行きすぎた振る舞いを考えると、これくらいの規制を考えても良いかもしれない。もっとも、もし実現すれば一時的に金融市場は混乱し、先進国は大きな収益源を失うことになるが、一部のギャンブラーのせいで多くの人々が仕事に困ることは無くなるだろう。
ところで、今回このような規制案が出てきた背景には、今のアメリカで、日本の1998年頃と同じ様に金融機関の貸し渋り、貸しはがしが横行しているという事情があるようだ。このため米国民の間で金融機関への風当たりが強いらしい。今のところ株価は堅調に推移しているが、失業率は高止まりしており、金融機関も日本の1998年当時の状況だとすれば、いつ下落に転じても不思議ではない。






